資格:理学療法士

資格

理学療法士は、病気、怪我、高齢などによって身体に障害を持つ人々に対し、運動療法や物理療法を用いて、身体機能の維持・改善を図る専門家です。

1. 理学療法士資格の概要

国家資格: 厚生労働大臣が免許を交付する国家資格です。

業務内容:
身体機能の評価
運動療法の実施
物理療法の実施
日常生活動作の訓練
福祉用具の選定
在宅ケア
健康教育、相談
働く場所: 病院、診療所、介護施設、リハビリテーションセンター、訪問リハビリテーション事業所など

2. 取得方法

大学・専門学校で学ぶ: 文部科学大臣が指定した理学療法士養成課程のある大学や専門学校を卒業する必要があります。

養成課程は4年以上です。
解剖学、生理学、運動学、病理学、理学療法学など、幅広い専門知識を学びます。
病院や施設での臨床実習も行います。

国家試験に合格する: 厚生労働省が実施する国家試験に合格する必要があります。

試験は毎年2回(2月と8月)実施されます。
試験科目は、基礎医学、臨床医学、理学療法学などです。

3. 取得後のキャリア

病院: 多くの理学療法士が病院で働いています。急性期病院、回復期リハビリテーション病院、慢性期病院など、様々な病院があります。

診療所: 整形外科、脳神経外科などの診療所で働くこともできます。
介護施設: 高齢者施設や障害者施設で、利用者のリハビリテーションを行います。

リハビリテーションセンター: 集中的なリハビリテーションを提供する施設です。

訪問リハビリテーション事業所: 利用者の自宅を訪問してリハビリテーションを行います。

スポーツ分野: プロスポーツチームやスポーツクラブで、選手のコンディショニングや怪我の予防、リハビリテーションを行います。

教育・研究機関: 大学や専門学校で、理学療法士の育成や研究を行います。

4. 関連情報

公益社団法人 日本理学療法士協会: https://www.japanpt.or.jp/
理学療法士は、人々の生活の質を向上させるために貢献できる、やりがいのある仕事です。ぜひ、目指してみてください。